鈴木 智晴(すずき ともはる)
「誰もが、あきらめなくていい街・藤沢へ」

私が政治を志したきっかけ
2017年、自転車での転倒事故により頸髄を損傷しました。約2年間の入院生活が始まりました。
入院中、ずっと頭から離れなかったことがあります。
「社会は、障害を持った私をどこまで受け入れてくれるのだろうか」
病院という守られた環境とはまた違う外の社会で、自分が何ができるのかすらわからない。そもそも社会はどこまで関わろうとしてくれるのか。答えのない不安を抱えたまま、2018年に自宅へ戻りました。
街に出てみると、いくつもの発見がありました。
健常者だったころには気にも留めなかった物理的なバリアが、街のあちこちに存在していました。しかし同時に、気楽にとはいかないまでも、バスや電車に乗れること、車椅子対応トイレが意外と多く、インフラが整っていること。声をかけてくれて、手を差し伸べてくれようとする人が思ったよりずっと多く、感謝を感じることもたくさんありました。
社会の一員として働ける喜びを感じる一方で、障害者に対する雇用の難しさを現場で肌で感じました。障害者の就労について、知らなかったことがまだたくさんあると気づかされました。
——そして、私の事故は、決して特別なことではありません。
交通事故、病気、加齢——きっかけは何であれ、障害は誰の人生にも突然訪れる可能性があります。今この瞬間、健常者として生きているあなたも、明日には当事者になるかもしれない。そう考えると、障害者が暮らしやすい街をつくることは、特定の人のための話ではなく、すべての市民が自分ごととして考えるべき課題だと私は思っています。
だからこそ、確信したことがあります。
「当事者の問題は、当事者が当事者の声で訴えるべきだ。健常者が代わりに解決してくれるのを待っていても、何かが変わるわけではない。」
この確信が、私を政治へ向かわせました。
藤沢へ、そしてこれから
事故から今日まで、私は障害者として藤沢の街を生き、働き、考え続けてきました。不便も、温かさも、悔しさも、すべてが今の私をつくっています。
市会議員とは、市民の声を市政に届ける仕事です。私には、当事者として語れる言葉があります。現場で積み上げてきた経験があります。そして、藤沢をもっと良い街にしたいという、本物の動機があります。
「誰もが、あきらめなくていい街・藤沢」——その実現のために、私は動き続けます。
私が実現したい藤沢の姿 ―「誰もが、あきらめなくていい街・藤沢」―
① 障害者・高齢者が当たり前に外出できる街
電動車椅子で行けない場所、使えない施設がまだたくさんあります。ハード面のバリアフリーだけでなく、「心のバリアフリー」も含めた環境整備を進めます。
② 避難弱者が取り残されない防災体制
自力で避難できない障害者・高齢者が、地域の中で守られる仕組みをつくります。「助けてもらえる」ではなく、「仕組みとして守られる」藤沢を目指します。
③ 多様な働き方ができる雇用環境
障害があっても、やりがいを感じながら働ける場を藤沢から広げていきます。障害者が働きやすい職場は、すべての人にとっても働きやすい職場です。
私のこと
1976年、京都市生まれ。幼少期に石川県金沢市へ移り、東海大学海洋学部へ進学。在学中、藤沢市・片瀬西浜海水浴場でライフセイバーとして着任したことが、この街との最初の出会いです。
卒業後は小学生向けアウトドア教育のインストラクター、建築設計、日本料理と、様々な分野で学び働いてきました。2017年の事故後、約2年の入院を経て藤沢へ。2019年に藤沢市議会議員選挙に立候補し、現在は市内の医療機関でフロアマネージャーとして勤務しながら、日々藤沢の現場を歩いています。
好きな言葉 : 「一滴の雫、万方に及ぶ」
趣味 : 美味しい食事、史跡巡り、日本の歴史
資格 : 全日本スキー連盟テクニカルプライズ、調理師免許、京野菜検定など
その他 : 頸髄損傷による身体障害者、電動車椅子ユーザー、2児の父
略歴
1976年 : 京都市左京区にて誕生 間も無くして石川県金沢市に転居
1992年 : 石川県金沢市立額中学校卒業
1995年 : 石川県立野々市明倫高等学校卒業
1996年 : 東海大学海洋学部入学・ライフセービングと出会う
夏期には藤沢市片瀬西浜海水浴場にてライフセイバーとして着任
2000年 : 東海大学海洋学部卒業
小学生を対象としたアウトドア教育プログラムのインストラクターとして従事 自然と向き合い自身を見つめることを子供達と学ぶ
2006年 : 京都建築専門学校卒業
都内の設計事務所に勤務
2009年 : エコール辻東京日本料理専攻卒業
都内の料亭にて研鑽
2017年 : 自転車での転倒事故により頸髄を損傷
2018年 : 1年10ヶ月の入院生活を終え自宅に戻る
2019年 : 藤沢市議会議員選挙立候補 落選
藤沢市内の医療機関にてフロア案内係として勤務し障害者の就労について見つめる
2022年 : 政治団体「藤沢のミライ」設立
2023年 : 藤沢市議会議員選挙に立候補 落選
2021〜2023年 : 政治・歴史・安全保障を学ぶ人材育成塾に3年間参加