【『選択的夫婦別姓』絶対反対!】

皆さんは日々の生活の中で、先祖を意識する瞬間はありますか?

私が18ぐらいの頃。祖母が棚から取り出した祖父に関する資料の中に祖父方の家系図があり、祖母はそれを私に見せてくれたことがありました。

そこには、帰省する度に、祖母が私に話してくれた先祖に繋がる歴代当主の名前がずらりと並んでおり、とても誇らしい気分になったのを覚えています。

そして、今は家系図を見ると、歴代の先祖がどういった人格者だったのか分かりませんが、「先祖たちのお陰で今私は存在していて、私の人生も自分だけのものではない。」と感じるようになりました。

面白いですよね。

実は、日本国民は誰でも調べれば、明治初期程度までの家系を知ることができます。それは、私たちの国には明治につくられた優れた制度である「戸籍」があるからです。
実は、この「戸籍」は日本、中国、台湾のみに存在する制度で、その他の国では個人に関する情報が記されているのみであるため、先祖について調べることは出来ません。

しかし、日本の戸籍には個人と家族関係を特定するために必要な情報が、しっかりと押さえられているので、血縁関係や婚姻関係、出生などが分かり、先祖を遡ることも可能なのです。

ちなみに、日本の「戸籍」には次のようなものが記載されています。

本籍(戸籍を管理している市町村)
筆頭者(戸籍簿の一番最初に記載されている人)
在籍する人の氏名と生年月日
続柄(父母、子など)
戸籍に入った年月日
身分事項(出生日や婚姻日など)
戸籍事項(戸籍の編製をした日等)

今、この戸籍を壊そうとする法案が国会で議決されようとしています。
それが「選択的夫婦別姓」です。

もともと「夫婦別姓」の議論は、婚姻後の職場での旧姓呼称や国家資格、免許証、銀行口座等の名義変更の煩わしさから、旧姓使用を認めるべきと言う考えから始まったものです。

しかし、現時点でも国内の9割弱の企業が何らかの形で旧姓呼称を認めており、320の国家資格や免許等のうち317で資格取得をした時から旧姓使用することができ、マイナンバーカード、運転免許証、パスポートは旧姓併記ができます。

また、金融機関も既存口座の旧姓名義による取引を認めていて、一部認めていない場合もシステム改修が進めば順次対応可能になる予定にも関わらず、「戸籍」上でも完全なる夫婦別姓を選択できるようにしようとしているのが「選択的夫婦別姓」なのです。

この法案は、夫婦間の別姓だけではなく、子供はどちらか一方の姓を選択しなければなりません。それ以外にも、今までの「戸籍」とは信憑性を欠けたものにし、日本の優れた制度が失われてしまいかねないのです。

これ以外にも「選択的夫婦別姓」は多くの問題を抱えている法案であるにも関わらず、LGBT法さながらに政府や経団連は喫緊の課題のように決議を急ごうとしています。

私には、食料自給率、30年間日本人の所得が全く上がっていない経済政策、医療問題、年金、憲法改正、教育、少子高齢化、自衛隊やスパイ防止法などの安全保障などなど、優先し喫緊に取り組むべき課題が多くあるように見えるのですが、何故なのでしょうか。

日本の家族という構成を壊し、また自身の出生や家族を隠したい人々(反日、一部の移民や帰化人など)のために行っている法案のようにしか見えません。

皆様はどのように思いますか?

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