久しぶりに映画を見に、テラスモールにある109シネマズ湘南に行ってきました。
見た映画は「フロントライン」。
皆さんは、コロナウィルスが日本国内に最初に入ってくることになった出来事、覚えていますか?
それがこの映画のストーリー。
2020年2月、豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号内で、日本初の新型コロナウイルスの集団感染が発生した、あの出来事です。
公式ホームページのイントロによると、
「当時、日本にはウイルス災害専門の機関は存在せず、船内の救命活動に駆り出されたのは、災害派遣医療チーム[DMAT(ディーマット)]だった。彼らは地震や洪水の災害スペシャリストではあったが、未知のウイルスに対応する経験を持たない彼らに世界中から批判の声が集まり始める…。全世界がコロナを経験し日常を取り戻した今、この船で起きた出来事を果たしてどれだけの人が知っているのかーー。」
この映画は、実際にダイヤモンド・プリンセス号の対応に関わった医師や関係者への綿密な取材を行い、リアリティを追求したフィクション映画ということで、番宣を見た時から必ず見ようと楽しみにしていました。
内容がコロナウィルスで経験しているだけに映画に入り込みやすく、私自身が医療機関で働いてることもあってか、何度も泣けました🤣
決して国内に持ち込んではならないという重圧を背負わされ、未知のウィルスに挑んでいた知られざる人々の存在。得体の知れないウィルスを煽るマスコミと、その恐怖で社会に広がっていく風評や差別。
映画を見終わって頭をよぎるのは、
コロナウィルスという出来事が一体何であったのか?私たちはどう動けばよかったのか?未来に何を繋げられるのか?
コロナウィルスが収束し約2年。
ほとんど話題にならなくなった今だからこそ、もう一度、冷静に振り返る良い機会になる作品だと思いました。