【先祖の話②】

【先祖の話②】

今世界中の考古学者が、「世界最古の文明は日本にあった」と日本人に熱い視線を向けています。

こんなことを言うと「都市伝説」と一蹴されそうですが、そもそも「世界4大文明」と明確に教えているのは日本だけで、海外では文明を特定の枠組みとして教えることは一般的ではないようです。

ちなみに、「世界4大文明」の年代をおさらいすると感じでこんな感じです。

・メソポタミア文明:紀元前3500年頃~紀元前500年頃
・ エジプト文明:紀元前3100年頃~紀元前30年頃
・インダス文明:紀元前2600年頃~紀元前1900年頃
・中国文明:紀元前2000年頃~(明確な終わりはなし)

懐かしい。
しかし、文明と呼ばれる者はこれら以外にもマヤ文明やインカ文明などたくさんありますし、文明の分類の仕方もより広域な地域や宗教など、国や教える教授の視点によっても様々ということを補足しておきますね。

では何故、海外の考古学者が「世界最古の文明は日本にあった」と言い始めるようになったのでしょうか。

それは近年、国内の先史時代(古墳時代以前)の遺跡から発見された出土品の研究から、今まで定説とされてた歴史を大きく書き換えることになる衝撃的な発見が多数報告されているからです。

皆さんは、私たちの先祖がいつ頃から日本列島に住み始めていたかご存知でしょうか?
1. 3万8000年前   2. 7万年前   3. 12万年前

最新の研究によると、私たち日本人の先祖は、なんと11万〜12万年前には日本列島にいたことが分かっています。つまり答えは「3」。

これは2009年に石器が出土した島根県出雲市の砂原遺跡で、石器について学術発掘調査団が調査を行った結果、2013年に11万~12万年前の「国内最古」と結論づけられたことに由来します。

この発見は、それまでの3万8000年頃に人類が日本にたどり着いたとする定説を大きく書き換える大発見となりました。ちなみに、国内の遺跡の中で次に古いとされているのは、岩手県遠野市にある金取遺跡でこちらは8万〜9万年前のものとされており、3万8000年以前より私たちの先祖が日本に住んでいるのは、確実だと考えられます。

《日本経済新聞》島根・出雲の砂原遺跡の石器、「日本最古」に再修正https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG06054_X00C13A6CR0000/

最新情報をチェックしよう!