【終戦の日】

80年前の8月15日、天皇陛下自らが国民に対し、大東亜戦争における降伏つまり敗戦を受け入れることをラジオ放送にて告げられました。この放送を「玉音放送」といいますが、皆さんは内容をご存知でしょうか?

私が皆さんに知ってもいただきたいのは、天皇陛下が降伏の交渉を進める中で、国民の命を守るためには、受け入れがたい「ポツダム宣言」を受け入れることが最善の道と判断されたというところです。そしてこの「ポツダム宣言」を右入れた原因が、広島・長崎だけではなく、さらに落とされる予定の「原子爆弾」でした。

当時の状況は、沖縄は6月23日に既に占領されており、日本の敗戦は濃厚のなか天皇陛下は降伏の準備を水面下で進めておられました。その事は、米国政府にも伝わっていました。

7月16日に原子爆弾が完成。
7月26日、米国、英国、中華民国の三国により日本の降伏条件とする「ポツダム宣言」が発表されますが、無条件降伏の要求、線量と軍事解体、国民への責任など、わが国にとって受け入れがたい内容に、日本政府は降伏条件の譲歩を求め交渉を行おうとします。

しかしこの後、8月6日は広島、8月9日は長崎に、今までの兵器とは桁外れの破壊力と非人道的な原子爆弾が、全く罪のない国民の頭上に落とされ、約20万人の命が犠牲となります。

重要なのはここからです。

米国が日本に落とす原爆は2つだけではありませんでした。

時を経て、米国公文書館より公開となった機密文書によると、米国は1945年末までに12〜15発の原爆の製造を目標としており、8月下旬から9月上旬にかけて、2〜3発の原爆が完成する予定になっていたのです。

当時の日本は、本土にも連日B29による空襲を受けており、さらに原爆が使われれば何もできない無抵抗な犠牲者が大量に出る事は、日を見るよりも明らかでした。

これが、天皇陛下が早急にポツダム宣言を受け入れた理由です。

下記に、《玉音放送の現代語訳》と《ポツダム宣言の概要》を掲載しておきます。興味のある方は一読ください。

大東亜戦争では約300万人の方々が亡くなられました。
日本の国と家族を守るために戦ったすべての人々に感謝と哀悼のいよを捧げます。
黙祷

《玉音放送の現代語訳》
国民の皆さんへ、
私は、現在の状況を深く考え、皆さんに次のことを伝えます。
日本は、長年にわたり連合国と戦ってきましたが、戦争の状況は我々に有利ではなく、世界全体の情勢も厳しいものとなっています。特に、敵が新たに使用した原子爆弾は、非常に多くの人々の命を奪い、未曾有の破壊を引き起こしました。このまま戦争を続けることは、さらなる国民の苦しみを増やし、ひいては人類の文明そのものを破壊する結果を招く恐れがあります。
そのような事態を避けるため、私は、連合国が提示したポツダム宣言を受け入れることを決めました。これは、日本が降伏することを意味します。私は、この決断が日本と世界の平和を守るための最善の道であると信じています。
これまで、皆さんは忠誠心と勇気をもって国を守るために尽力してきました。戦場で命を落とした人々、家族を失った人々、戦争で苦しんだ全ての人々の犠牲と努力は、私の心に深く刻まれています。このような状況に至ったことを深く悲しみ、国民の皆さんに心からお詫び申し上げます。
しかし、今、私たちは新たな道を歩まなければなりません。皆さんには、どんな困難があっても一致団結し、平和な日本を再建するために力を尽くしてほしいと願います。日本の文化と伝統を守り、未来に向けて希望を持って進んでください。
私は、常に国民の皆さんと共にあることを誓います。どうか冷静にこの事実を受け止め、平和な未来を築くために共に努力しましょう。

《ポツダム宣言の主な内容》
1. 戦争の無意味さ:日本が戦争を続けると完全な破壊が待つと警告。

2. 軍国主義の排除:軍国主義を根絶し、民主的政府の設立を要求。

3. 領土の制限:カイロ宣言に基づき、日本の領土は本州、北海道、九州、四国などに限定。満州、台湾、朝鮮は返還。

4. 軍の武装解除:日本軍は完全武装解除、兵士は帰郷。

5. 戦争犯罪人の処罰:戦争犯罪者は厳正に裁く。

6. 経済・産業:戦争関連産業は制限、平和的経済は許可。

7. 民主化と占領:民主的統治を確立、連合国は目的達成後占領を終了。

8. 人権と自由:言論、宗教、思想の自由と人権の確立を要求。

9. 降伏要求:日本は無条件降伏を宣言せよ。拒否すれば「迅速かつ完全な破壊」が待つ。

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