食料自給率が低いと、他国との交渉が常に足元を見られたものになってしまうことをご存知でしょうか。
日本の食料自給率(カロリーベース)は、1965年度は73%でしたが2021年度には38%に減少。日本人の食料の実に6割を海外に頼っていることになります。
このような状況は非常に危険です。
なぜなら、食料の価格・量・品質(農薬残留量なども)などの条件をちらつかせながら、あらゆる交渉で相手国にとって有利な外交を、求められることになるからです。
誰であっても、胃袋を掴まれては対等な交渉は出来ません。自国の食糧は自国で賄えて初めて他国と健全な交渉が出来るのです。
つまり、食糧自給率は国防という観点から見ても大変重要だといえます。
2022年度の食料自給率を見てみると
【米】98%、【鶏卵】97%、【野菜】79%、【芋類】72%、【海藻類】69%、【牛乳・乳製品】63%、【魚介類】59%、【肉類】53%、【果物】39%、【小麦粉】17%、【大豆】7% …
私が驚いたのは、日本人の主食である米すら2%を輸入に頼っている点。日本国政府は、食糧自給率を成長させる農業政策に、直ちに踏み切るべきだと私は思います。