【戦争の原理】

近年、ウクライナ×ロシア、イスラエル×ハマスなどの戦争により、世界情勢は急速に不安定な方向に進んでいます。
大きく懸念するべき点は、戦争当事国だけにとどまらず多くの国々が、支援や支持というかたちで間接的に関わっており、また、長期化し収束の兆しが見えないところではないでしょうか。

今後、このような戦争や紛争が他国にもひろがれば、多くの国を巻き込む戦争に発展しかねない状況にあるといってもよいでしょう。
そして、我が国日本も例外ではなく、正にその沼の中心に片足を突っ込んでいるのです。

しかし、近代の戦争は一体何のために、誰のために行なっているものなのでしょうか?

スメドレー・バトラー少将(1881-1940)をご存知でしょうか?
バトラーは、米国海兵隊(1898-1931所属)として数々の功績を収め、また二度の名誉勲章を受章した伝説的軍人です。
しかし、退役後は自身の従軍経験から、戦争がいかに資本家にとって儲かる商売であるか。その利益のために軍が利用され、悪用され、侵略を繰り返し、そのたびに将兵や市民が血と涙を流してきたという内情を暴露した人物でもあります。

戦争は、企業体が支配している政府やメディアがプロパガンダで市民を煽り、国同士が対立し生じたものと思いこませ、市民に戦争を肯定させ、一部の資本家に莫大な利益を享受させているというのです。
そして、そのために市民は、「国」、「自由」、「民主主義」、「家族」を守るためという嘘の大義に乗せられ、最も守るべき自分や自分の愛するものの命と財産を、国や企業体のために捧げさせられているのだと述べています。

「戦争は、おそらくもっとも古く、何にもましてもっとも金になり、はっきり言ってもっとも悪質な行為だ。唯一、国際的な広がりをもつ。そして、儲けをドルで、損失を命で勘定する唯一のものだ。」

では、私たちはいかに資本家によるつくられた戦争を回避したらよいのでしょうか。
バトラーは、3つの方法を提言しています。

1. 若者たちが徴兵されるまえに、資本家、事業家、労働組合指導者を徴兵する
2. 宣戦を認めるかどうかについて、すべての有権者ではなく、国家のために徴兵され、命を失うかもしれない人々だけに限られた住民投票を行う
3. 軍隊の目的を真に専守防衛とする

これは、幾度もの従軍の中で数々の功績を収めた軍人が提言したものであり、この内容は真摯に重く受け止めるべきではないでしょうか。

私たちは、身近にある問題や不都合な情報に対して、つい無関心や深く考えず鵜呑みにしてしまいがちですが、そのような雰囲気が蔓延してしまえば、いつのまにか戦争や分断に巻き込まれ、生命や財産、健康や精神が奪われる環境となってしまうのかもしれません。
私たちの子供や子孫に、美しく平和で文化的な世界を残し続けるために、今を生きる私たちの責任を改めて考えたいと思います。

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