【メディアが伝えない国際情勢】

先日、ジャーナリストの大高未貴氏より、移民問題、イスラエル・パレスチナ問題についてレクチャーをしていただきました。

イスラエルへの留学だけではなく、パレスチナ解放機構・アラファト議長への取材を成功させた経験を持つ大高氏ですが、一次資料・一次情報に基づいた話には、メディアでは決して聞くことのできない話も多く、またわかりやすく話していただきました。

現在のイスラエル・パレスチナが抱える問題は歴史・宗教・民族・領土といった問題だけではなく、長年そこに住む人々の激しい感情、またそれを利用しようとする外からの政治的操作が交錯する、非常に混沌とした状況です。

つまり、決して他国が安易にイスラエルとパレスチナのどちらが正しいかなどと判断できる問題ではありませんし、ハマスとパレスチナは同一ではありません。

しかし日本政府はイスラエル支持を示し、メディアは未だにハマスとパレスチナ、そしてアラブ諸国を同一視した報道を行なっています。これはパレスチナやアラブ諸国と築いてきた関係をドブに捨てるようなものです。
間接的な当事者であるイギリス・アメリカ・EUに追従するのではなく、日本としての立場を生かした交渉を行うべきではないでしょうか。

そして、他人事ではないのが移民問題です。今私たちの国は、移民政策によって多くの問題を抱えている国々が多数あるにもかかわらず、労働者が足りないという理由から移民政策を進めています。しかし、日本の国体を脅かす移民政策は直ちに見直し、慎重に協議するべきではないでしょうか。

政策により一度受け入れた外国人労働者は、簡単に帰れとは言えません。それは、彼らにも生活があり彼らの人生を尊重しなくてはならないからです。だからこそ、埼玉県川口市などでは既に多方面で問題が表面化していますが、外国人労働者を大量に受け入れることで生じるリスクについて想定し、必要であるならば共存共栄できるよう私たちも整えていかなければならないのです。

また、私たちの国には、働きたいと思う高齢者や障害者がたくさんいます。
労働者が足りないなら、まず働きたい日本国民が働ける環境を整え活用することが優先すべき良策だと思います。

皆さんは、どのように思いますか?

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